映画『重力ピエロ』を見ました。

まぁ、3回目なんですけど。えぇ。

でも、1回目2回目とはまた違った印象でした。
1回目は去年の舞台挨拶のときで、
初めて生・加瀬亮を見れたことにもう感動しちゃって、あんまり落ち着かないまま本編見てたしw


回想シーンが結構錯綜する感じで、「あのときは、どうだったの?」っていう話の前後がよくわかってないこととかあり。
レイプ犯がこの町に戻ってるらしいって聞いたとき、なんでそいつが春と血がつながったやつってわかってたの?とか。
なんで遺伝子と放火場所が関係あるの?とか(←ストーリー全然追い切れてない・・・)
3回目にして全部の流れがわかって、より映画の本来のテーマに集中できたというか。
「環境か?遺伝か?」っていう。


いわゆる「普通」の家族ではない奥野家。
レイプされて生まれてきた子である春。
そのことを知ったとき、どれだけ自分の遺伝子を憎んだか。
レイプ犯である葛城を憎んだか。


でも父親・正志が最後に春の手を握りながら

お前は俺に似て、嘘が下手だな

という言葉にすべて救われたんだろうなと思った。


隠そう、忘れようとするのではなく、すべて受け入れた上での正志の言葉に、家族の愛のあり方を感じました。
「俺たちは、最強の家族だ」という言葉が、最初見たときはよくわからなかったけど(言葉自体いいなとは思ったが)、3回繰り返し見てみると、それぞれの思いがあった上でのこの言葉はとても深いなーと思いました。



はー。
加瀬亮の演技はやっぱいいわ。
ものすごい「普通の」存在感が。

重力ピエロ 特別版 [DVD]
重力ピエロ 特別版 [DVD]
おすすめ平均
stars伊坂作品の映画化では成功作!
stars漫画的
stars不愉快だった・・・
stars見応えのある作品
starsまじめ過ぎる・・・・・・

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


どうでもいいけど森淳一監督って、レミオの「3月9日」のPVも撮ってたんだーーー!!!
驚き。